ワード検定に合格するには、独学ならテキストや練習問題をこなす、またはパソコンスクールに通う、通信講座で勉強するなどがあります。ワード検定についての情報、正式名称や１級・２級・３級の違いなど。
ワード検定はよく「ワープロ検定」などともいわれますが、正式名称は「日本語文書処理技能検定試験」といい日本商工会議所が主催しています。自宅近くの商工会議所で試験を受けられます。ワード検定は、会社でよく使われる文書（ビジネス文書）を正確にスピーディーに作成できるかどうか、速さが最も重視される訳ではなくて、いかに簡潔で見やすいビジネス文書を作成できるかが検定の目的になります。１級になってくると起案能力に加え、速さと正確さも求められます。この資格をとっておくと、ビジネスで使われる定型文章やビジネスの常識、企画・起案・プレゼンテーション書類などの作成もできるようになり、仕事をしていく上でとても有利になりますよ。
ワード検定の級は、１級から３級まであります。３級の試験内容は、メモにかかれた原稿をワープロを使ってある程度のスピードで、見た目のよいビジネス文書を作成し、修正項目などにもすぐに対応できるかどうか。２級は、状況説明や文書の形式、盛り込む内容などを指示され、指示の内容に対し、適切なビジネス文書を速いスピードで作成できるかどうか。１級は、状況説明と簡単な指示のみで要件を満たし、説得力のあるビジネス文書を作成できるかどうかと、タッチタイピングで非常に速いスピードで入力できるかどうか。
まずは、文章を速く正確に打てるように練習すること。できればタッチタイピングができるまで練習するといいです。独学で勉強するなら、参考書や問題集などをこなし、ワードの操作を理解することです。試験は時間制限があるので、無駄のない効率のいい作成方法を見つけるといいですよ。独学で勉強するのが不安なら、やはりパソコンスクールに通うのがいいかと思います。パソコンスクールに通っていれば、試験情報なども教えてもらえますので、検定試験の申し込み忘れなどもなくなります。時間の都合が合わない場合は、通信講座という方法もありますよ！
ワード検定に合格すると就職に有利か？と思いますが、資格の級によります。３級だとあまり有利とはいえません。せめて２級、できれば１級をとっていると有利になると思います。また、ワード検定だけでなく、エクセル検定やパソコン検定などの資格を一緒にとっておくと非常に就職には有利になると思います。パソコン関係の資格は本当にたくさんありますので、とっておいて損はありません。ただ、資格を就職に活かしたいなら、どの資格も２級または１級をとっておいた方がいいと思います。