交通事故の過失割合とは

過失割合というのは、交通事故が発生したとき、加害者と被害者の過失(不注意)の割合を示すものです。そして、過失割合によって、損害の負担額が決まるのです。事故の内容によっては、加害者側が100%悪いわけではなく、被害者も不注意があった場合もあります。自動車対自動車の事故の場合は、この過失割合が重視されていますが、自動車対歩行者や自動車対自転車などの場合は、自動車を運転していた人の過失が問われる場合が多いです。自動車対バイクなら自動車の運転手に過失が問われる、といった大きい車両に、より過失が認められる場合が多いです。

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追突の過失割合

一概に追突事故といっても状況は様々です。その状況により過失の割合は大きく変わってきます。まず、基本的には追突した側が100%の過失と思っておいた方がいいでしょう。しかし、前の車が必要のない急ブレーキをかけた場合、追突された側:追突した側=3:7となります。急ブレーキをかけた車に初心者マークがついていたら、追突された側:追突した側=2:8と変わってきます。しかし、この追突の過失割合は、算定する保険会社によっても判断が変わってきます。追突された側が急ブレーキをかけた理由として何かが飛び出してきた、というのは証明が難しいので、主張をしても認められない場合も多いです。

慰謝料の支払い

追突事故を起こしてしまった場合、まずはけが人の救護や警察への連絡などが必要です。そして、自分の加入している保険会社に連絡をしましょう。保険会社には追突事故の状況など詳しく話しましょう。あとは、保険会社の担当の方が調査して、過失割合などを判断し、損害賠償や慰謝料などを被害者側に支払ってくれます。追突事故に合われた方は、加害者側の保険の担当者と慰謝料や損害賠償などの話し合いをすることになります。保険会社の提示した過失割合や慰謝料の金額などで納得がいかない時は、言いなりにならずにハッキリと自分の意見を主張することも大切です。

後遺症について

追突事故でむちうちなどの後遺症に苦しむ人は少なくありません。後遺症というくらいですから、事故当初は痛みはなく、1ヶ月後や2ヵ月後に症状が出てくるので、被害者の負担や精神的苦痛は事故の処理が終わっても続くのです。加害者側の保険会社とは、後遺症についてもしっかりと主張して、もし後遺症の症状がでた場合の治療費の請求方法などは確認しておいた方がいいです。保険会社にとっては、支払い金額は1円でも少なくしたいと思っています。もし、慰謝料や治療費、後遺症の時の対応などに納得できない時は、弁護士のいる法律事務所や行政書士のいる法務事務所などに相談してみるといいです。無料で相談を受け付けてくれるところもあります。

追突の過失割合について

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