風邪をひくと、咳で喉が腫れたり、下痢になったり、熱などの辛い症状で食欲がなくなってしまいます。風邪をひいた時の食事、どんな食べ物がいいのか、飲み物はどんなものがいいのか等の紹介です。
風邪は熱が出ると分かりやすいのですが、実は、風邪の症状にはいろいろあるのです。頭痛や鼻づまり、鼻汁、発熱はもちろん、腹痛や下痢、嘔吐なども風邪の症状のうちの一つです。風邪のひき始めに早く気付いて、対処すると治りも早いです。あれ？風邪かな？と思ったら、無理をせず、睡眠をしっかりとって、栄養のある食事を心がけましょう。
風邪をひいた時は、まず消化のいいものを食べるようにするといいでしょう。消化のいいものといえば、やはりおかゆがいいかもしれません。食欲がない場合は、ネギやニラなどを入れたおかゆがいいですよ。ネギには発汗作用があり、ニラは栄養価が高く、胃腸にも優しいです。さっぱりしたものがいい場合は、梅干です。梅干には整腸作用があり、食欲がない時でも食べやすいです。チキンスープやポタージュスープなどは体を温める作用があるので、あまり食欲がない時は、スープなどでもいいかと思います。少し食欲がある場合や、風邪のひきはじめなどには、煮込みうどんや鍋など体を温める料理がいいですね。食欲がある場合は、糖質・たんぱく質・ビタミン（特にビタミンＣ）など、栄養のあるものをたっぷりとってください。
熱が出ている時は、水分補給がとても大切になります。水分補給で気をつけないといけないのは、コーヒーや紅茶などの利尿作用のある飲み物は避けましょう。脱水症状を引き起こしかねません。生姜湯は体を温める作用があり、咳や喉の痛みにも効果があります。ミルクセーキは、たんぱく質やビタミンがとれるので食欲がない時の栄養補給にいいでしょう。ホットレモンは、ビタミンＣがとれる上に、体も温まります。卵酒もいいといいますが、アルコールが入っているので、風邪薬と一緒に飲むのはやめた方がいいようです。子供の風邪には、すりおろしたりんごジュース。小さい頃、お母さんがりんごをすりおろして作ってくれましたよね。りんごジュースには整腸作用があり、下痢や便秘にいいのです。ビタミンもとれるし、おいしく、そして優しい水分補給ですね。
風邪をひいたら、睡眠を十分にとり、栄養のあるものをたっぷり食べる、と言いましたが、どうしても食欲がない時は、水分補給だけは必ずしてください。食べるのも飲むのも栄養面を考えると制限されてしまいますが、本当にしんどい時は、食べたいもの、飲みたいものをとればいいと思います。いくら栄養が高いものといっても、食べる気にならないと体も受け付けませんからね。食べたいものを食べて、そう、プリンやゼリーなんかでもいいのです。飲み物も好きなジュースでもいいのです。そして、少し食欲が出てきたら、栄養面も考えて消化のいいものを食べていけばいいと思います。自分の体と相談しながら、自分に合った食事で一日でも早く風邪を治しましょう。