介護支援専門員の需要

介護支援専門員(ケアマネージャー)は、現在の高齢化社会において、必要不可欠な職業になってきています。そして、まだまだ人数が足りないのが現状です。福祉施設や福祉サービス事業社などの利用を考えた時、そのパイプ役となる介護支援専門員というのは、高齢者の方やそのご家族にとって、一番身近な存在となります。求人情報をみても、数多くの需要があり、まだまだ介護支援専門員が求められています。

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介護支援専門員(ケアマネージャー)とは

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護が必要な人に対して、介護保険を使ってどのようなサービスを受けられるか、その人の体の状態に合わせたサービスの利用方法などを提案します。 介護保険には、介護度によって限度額があり、その限度額内で受けられる、介護者にとって一番最良なサービスを介護プランとして提示します。 また、施設を利用したい人に施設の紹介をしたり、手続きなどもします。 これから、介護サービスを受けたい方や、介護サービスについての相談なども受けたりします。 介護者と福祉施設やサービス事業者の間をつなぐパイプ役のような存在です。 もちろん、在宅介護を望まれる方には、ホームヘルパー(訪問介護)の連絡・手配などもしています。

介護支援専門員になるまで

介護支援専門員になるためには、まず、「介護支援専門員実務研修受講試験」を受けなければいけません。この試験は、年1回、各都道府県にて行われています。 毎年、6月頃から都道府県庁・市役所・保健所などで、受験要項の配布を行っています。 受験料は、各都道府県によって違いますが、大体6000円〜10000円です。 受験資格は、保険・医療・福祉の分野で通算して5年以上業務に従事しており、かつ、実務労働日数が900日以上のもの。(一部、10年以上の業務に従事しており、かつ、実務労働日数が1800日以上のもの) 試験内容は、介護支援分野・保健医療サービス分野(基礎・総合)・福祉サービス分野の3区分に分かれています。 合格基準は、それぞれの分野で70%の正解率を基準としています。「介護支援専門員実務研修受講試験」に晴れて合格しましたら、次は「実務研修」を受けなければいけません。「実務研修」は、実施する日数は各都道府県によって違いますが、前期課程3日、後期課程3日、合計6日間、もしくは前期課程3日、中期課程2日、後期課程2日、合計7日間というのが多いようです。 講義・演習、実習などが、厚生労働省で定められたカリキュラムに沿って行われます。 「実務研修」を終えると、「介護支援専門員名簿」への登録が申請できます。また、「介護支援専門員証」の交付も申請することができます。 「介護支援専門証」が交付されると、介護支援専門員(ケアマネージャー)として介護保険施設などで業務に従事することができます

試験に合格するためには

介護支援専門員へのまず第一歩は、「介護支援専門員実務研修受講試験」です。 この試験の合格率は、過去5年間で見ると20%〜30%です。参考書や問題集、過去問など自分で勉強することももちろん可能ですが、この合格率からみても容易に合格できる資格ではありません。ですから、しっかりとスケジュールを立てて取り組まないと、合格ラインに到達するのは難しいのではないでしょうか?やはり確実に合格するためには、専門学校や通信講座などの資格取得講座がいいかと思います。専門学校や通信講座はきちんとカリキュラムも組まれています。その通りに進んで勉強すれば、必然的に必要な知識が身につき、自然に合格ラインを超える実力もついていると思います。それに、分からないことがあってもすぐに聞けますから、一人で悩むこともありません。 最短の道で試験を合格して資格を取得し、今、最も必要とされている介護支援専門員になられるのがいいかと思います。 介護サービスを必要とされている方々が、安心して暮らしていく手助けをすることのできる介護支援専門員を目指してみてはいかかでしょうか。

介護支援専門員

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