ぎっくり腰って?

よく「いきなりぎっくり腰になったよ〜」とかいいますが、ぎっくり腰というのは、じつは病名ではないのです。一般的には「急性腰痛症」といわれています。ぎっくり腰は、突然「グキッ」とくるのが多いのですが、実は、この「グキッ」にくるまでには、知らず知らずの間に、日々の腰への負担が溜まっているのです。原因となりうるもの、対処法、そして予防法。よく耳にするのは、「湿布は温湿布?冷湿布?」。いざという時のために知っておいて損はありませんね。これからご紹介していきましょう。

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ぎっくり腰の原因と症状

ぎっくり腰の原因は様々ですが、専門的にいうと、とても難しくなってしまいますので、分かりやすく簡単に説明します。よく、スポーツ選手は腰を痛めると、その部分を鍛えるということを聞きますが、その通りで、いわゆる筋力の低下によるもの、運動不足ですね。そして、太っている人。同じ体勢を長時間している人も要注意です。同じ体勢を長時間していると、筋肉が固まってしまいます。ですからぎっくり腰になりやすいのですね。後は、重い荷物を持ち上げる時。急激に腰に負担をかけてしまいますからね。そして、一見関係ないように思えますが、「栄養のある正しい食生活」。これはぎっくり腰に限らず、健康な身体を保つためには必要なことですね。他にも原因はいろいろとあるのですが、これらが、一番多くなりやすい原因とされています。 次に、ぎっくり腰の症状ですが、急に「グキッ」とくるため、相当な激痛があります。多分、今までに味わったことのない痛みでしょう。腰は、激痛のため、曲げることも、反らすこともできません。人によっては腰が抜けるような感覚をもつ人もいます。どちらにせよ、「動けない」のです。

ぎっくり腰の対処方と予防法

ぎっくり腰は突然に襲ってきます。最初、ぎっくり腰になったら「なんで?私が?・・・」とパニックになってしまう人も多いようです。しかし、ここで冷静になれるかなれないかで、回復の度合いが全く変わってきます。まず、冷静になって、必ず「絶対安静!!」です。動かしてはいけません。横になるのがいいでしょう。横になるときの体勢は、自分がラクと思える体勢でいいのです。仰向けでも横向きでも、膝を曲げたり、なるべくラクな姿勢で、痛みが引くまでは横になりましょう。 2〜3日安静にしていれば、痛みもほとんどなくなります。 痛みが引いたからといって、完治したわけではありません。同じような生活をしていると、またぎっくり腰になってしまいます。それをどうやって予防するか。まずは、腰の筋肉を鍛える事。無理はせずに、少しずつでいいのです。適度な運動を心がけるといいと思います。それから、長時間同じ体勢をとらないこと。時々、立ち上がって深呼吸をしたり、軽く背筋を伸ばしてみたりするといいです。 入浴時には、腰の筋肉をやわらげるようなマッサージをするのもいいでしょう。 そして、やはり定期的に病院に行き、腰の状態を見てもらうのが一番いいと思います。

ぎっくり腰と湿布

ぎっくり腰になったとき、湿布を貼ると痛みもずいぶんと楽になります。この時、「温湿布」を貼るのか、「冷湿布」を貼るのか迷いますよね。昔は、湿布といえば冷たいもので、貼るときに「ヒヤッ」とするので、少し気合がいるものだったのですが、最近は「温湿布」というものも数多く販売されています。まず、ぎっくり腰の初期症状(痛みがひどい時)は、筋肉が炎症を起こしているので、この時は暖めると逆効果になります。初期症状(2〜3日)の時は、「冷湿布」を貼り、痛みがやわらいできたら、「温湿布」であたためて筋肉をほぐしてあげるといいでしょう。

ぎっくり腰に湿布

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